横になっている時間が増えてきたら、寝床を見直してあげましょう。
最も大切なポイントは”床ずれ(褥瘡)”の予防です。
上で書いたように、床ずれは骨が出っ張っている箇所に起こりやすいので、そこに体重が集中しないような寝床を用意しましょう。
無圧布団のように面で体重を支えるものが理想です。
その上で排泄してしまうことがあるなら、清潔さや臭いの面の対策も重要です。
市販品の中には、無圧布団に似た構造で、犬用の洗えるマットもあります。
上にシーツやバスタオルしいて、まめに取り替えてあげましょう。
清潔に保つことも床ずれ予防に繋がります。
◆寝返り◆
床ずれは、同じ部位に体重が長い時間かかり続けると起こります。
床ずれを防止するためには、体重がかかる時間を短くすることです。
動けるうちは、自分で寝返りや体位を動かして体重がかかる部位を変えますが、自分で出来なくなったら人の手でしてあげなくてはなりません。
2〜3時間おきに寝返りをうたせられれば理想的です。
抱き上げられる体重なら、抱き上げて反対側を向かせるようにします。
大型犬の場合は、体を軸に、四肢を反対側に回すようにします。
寝たきりになると寂しがりやになりやすいので、体位を変えても顔は家族の方を向くようにしてあげましょう。
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