【 よく受ける質問 】
ペットの中医学的体質や症状に合わせて処方しますが、目的は、 ・体力などを補う ・消化機能を良くする ・炎症をコントロールする ・血液の循環を改善する ・体内に溜まった毒素や老廃物をデトックスする ・乱れた体内バランスを整え調和させる などです。
漢方薬の基本的な飲み方は生薬を煎じて服用することですが、これは人でも飲みにくいので、少しでも飲みやすいように、錠剤、顆粒、液体の漢方薬が作られています。 当院で処方する漢方薬は、ペット用に調合された錠剤の漢方薬が中心です。 ペット用の漢方薬は、香も少なく舐めたくらいでは味はあまりわかりません。 噛み砕かなければ薬と気づかないほどです。 漢方薬は1日の量として処方されるので、1日量を1回で与えてもいいですし、4回、5回と少量ずつ与えてもかまいません。 ペットに合わせて調節できます。
中医学の治療は、治療→調節→養生、と変化していきます。 1.病を治す:治療 2.崩れたバランスを整える:調節 3.バランスを維持し、健康的生活をサポート:養生 治療の段階では、西洋医学と共に行うので、通院ペースはそれぞれで違ってきます。 調節の段階は、病気の状態・体調の変化・日常の様子を観察しながら漢方薬の処方を変えていく時期になります。 できれば2週間に1度くらいのペースで診せていただきたいです。 養生の段階になると、ペットのコンディションも処方の調節も安定してきます。 1〜1ヶ月半のペースで診せていただければ大丈夫です。
獣医師がペットの症状や体質に合わせて処方した漢方薬であれば、副反応の心配はかなり少ないでしょう。 漢方薬は精製した成分を使うのではなく、自然界の素材である生薬から作られているので、激しい反応はまず起こしません。 しかし、副反応の可能性はゼロではないので、気になる症状や変わった様子があればすぐに獣医師に相談してください。
中医学の治療は、治療→調節→養生と移行していきます。 治療の段階であれば、早い子では1週間、普通は2〜3週間で変化がみられてきます。 次の調節・養生の段階になると、体調やバランスを安定させることが目的になるので目に見えた変化はないかもしれません。 養生までもっていけたら、体調維持のためにも、できれば養生のための服用を続けていただきたいです。
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中医学的診断が、レーダーチャートで目に見える形でお知らせすることができるようになりました。 その時のペットの中医学的状態がわかります。 約20項目の質問に答えていただくだけです。 ペットの様子がよくわかる方が答えてください。 診断内容の説明を含めて20分程度です。