【 2、体内時計の調節と睡眠 】
動物は朝日を浴びることで体内時計をリセットすると言われています。
体内時計は体内での生活リズムを作り出し、ホルモンバランスの調整やその日の夜の睡眠に影響します。体内時計が乱れるといろいろな問題が体に起こってきます。
動物の体内時計は、地球の自転時間の24時間が基本になっています。
しかし、多少のずれは生じるため、調整する必要があります。
その調整役が太陽の光です。
太陽の光を浴びる
→視神経を介して日光の刺激が視交叉に届く
→視交叉が体内時計を調節し、交感神経が活発化する
↓
→視神経を介して日光の刺激が松果体へ届く
→松果体が刺激されてセロトニン神経からセロトニンが分泌する
→セロトニン分泌から10〜14時間後にメラトニンの分泌が最大になる
メラトニン
メラトニンは眠りに関係した、「睡眠ホルモン」の一種です。
メラトニンが分泌されると副交感神経系が優位になり、脈拍・体温・血圧などを低下させることで睡眠の準備が出来たと体が認識して、睡眠に向かわせます。
メラトニンが分泌される時間は体内時計と連動しており、セロトニン分泌から10〜14時間後にメラトニンの分泌が最大になるので、昼間はほとんど分泌されずに夕方から夜間にかけて多く分泌されるようになっています。
メラトニンの働きもとても興味深いです。機会があればこれについてもお知らせしたいと思います。
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