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ペットの基礎知識 特別篇
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品種 | 大型犬>小型犬など |
性別 | メス >オス |
年齢 | 若い >高齢 |
環境 | 強い乾燥や風雨などは嗅覚を低下させる |
薬剤 | ほとんどの薬剤は嗅覚を低下させる |
嗅覚の感度は、鼻粘膜の表面積や嗅細胞の数などによって異なります。
嗅細胞の数は、犬ではジャーマンシェパードで2億個、コッカースパニエルで6700万個、というように犬種によって様々で、猫では6500万個といわれています。
このように犬と猫の嗅細胞の数は、ヒトの500〜1000万個と比べて著しく多く、食事を選択する際の重要な感覚となっています。
食事の、サイズが大きすぎたり小さすぎる場合や、食べにくい形をしていると、気持ちよく食べることができません。
また、食感も嗜好性に影響を与えます。
子犬や子猫、高齢期の犬や猫は、少し柔らかめの食感を心地よいと感じる傾向があるようです。
味は、人間でも犬や猫でも、舌の上にある味蕾細胞と呼ばれる細胞で感じていますが、その働きには大きな違いがあります。
味蕾細胞の数は、犬では約1700個、猫では約500個で、ヒトの約6000個と比べてかなり少なくなっています。
味覚は、犬や猫にとって、嗜好性の判定要素としては嗅覚ほど影響しないようです。犬と猫でも、味覚の種類は、塩味、甘味、うま味、酸味、苦みの5つあります。
しかし、感じ方はそれぞれ異なります。
★敏感さを*印で現してみました。*が多いほど感度が高くなります。
塩味: 犬 *** 猫 * 動物の体には塩分が豊富に含まれています。
つまり、動物の肉を主食とする野生の肉食動物の食事には、本来は塩分が豊富に含まれていることになります。
完全肉食動物である猫は、塩分が豊富に含まれている食事を摂ってきた歴史から、食事中に塩分が少ないことに気づきにくい特徴があります。甘味: 犬 * 猫 − 猫は甘味を感じることはできません。
犬も甘味に対する好みを、生まれらがら持っているわけではありません。
飼い主が甘いものを与えることで、甘味に対する好みが形成されていきます。旨味: 犬 * 猫 ** 旨味は他の味を増幅させ、食後のあと味になります。
犬や猫は旨味を感じることができます。酸味: 犬 * 猫 * 犬も猫も、酸味を好みません。
特に猫は、強い酸味を嫌います。苦み: 犬 * 猫 *** 犬も猫も苦みは苦手ですが、猫は特に敏感に感じます。