*屋外飼育の場合
犬小屋の場所を確認してください。
・そこは涼しいですか?
もっと涼しい場所があればそこに犬小屋を移しましょう。
・犬が過ごす場所の床がコンクリートや石や砂利なら、すのこなどを敷きま しょう。
風が通るようになると、温度の上昇を抑えることができます。
・犬が過ごす場所の日当たりが良いなら、日陰を大きく作ってあげましょう。
よしずや寒冷紗(園芸用)が利用しやすいと思います。
色は黒ではなく白いものにしてください。
・日陰や涼しい所へ自由に行くことができるように、リードは長めにしてあげ ましょう。
・風通しが悪ければ扇風機を置くことも検討しましょう。
犬は扇風機にあたっても涼しくはなりませんが、暖められた空気を動かすこ とで、間接的に暑さを和らげます。
*室内飼育の場合
室内犬の場合にも、注意が必要です。
閉めきった室内は温室のようになり、朝でもすぐに30度を超えてしまいます。
窓を開けて換気をしても、外気温も高ければ室内が涼しくなることはありません。
エアコンで室温をコントロールすること、上がった体温を下げるために直接に 身体を冷やせる場所を用意することが大切です。
・犬は風を受けても体温はほとんど下がりません。
扇風機は犬にはあまり効果がないと考えてください。
・エアコン:犬の体温を下げる効果をあまり期待しない方が良いです。
室温を上げないために使います。
それほど低く設定する必要はありません、23〜25度くらい。
・身体を冷やせる場所:ひんやりした床、ペット用のクールマット、保冷剤 や凍らせたペットボトルをタオルに包んだもの、これらを用意して、直接体を 冷やせる場所を作ってあげてください。
冷たい場所は、上がった体温を下げるのにとても有効です。
「冷やしすぎると体調をこわす原因になるのでは」と心配になることもあると 思います。
室内のどこかに、タオルやマットを敷いてちょっと暖かい場所が1カ所あれば、 もし、「ちょっと涼しい」と感じたらそこに行って暖まれます。
犬が、その時の気分で、涼しいところ、暖かいところ、中間のところを選べるようにしてあげましょう。
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