今回のペットの基礎知識は
「プードルスタイル VOL.1」
より、お送りします。
内容は一部掲載ですので詳しくは本を買ってね!
「プードル偏/病気ワースト5」
【 歯周病 】
■■■ 日頃のケアで予防可能な歯の病気 ■■■
[病気のサイン]
・歯茎から出血している
・口臭が強くなった
・歯がぐらぐらしている
・食べにくそうにしている
・口を触られるのを嫌がる
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(原因)
たまった歯垢や歯石が原図で起こる
歯にたまった歯垢や歯石によって、歯の周りに炎症が起きる病気。
年を取るにしたがい、歯垢や歯石が蓄積されるため、若い犬に比べ高齢の犬に多く見られる。
また唾液の量などの口腔環境によっても歯周病になりやすいなどの違いがでてくる。
人間の口の中のphは酸性のため、歯石がつくというより虫歯になりやすい。
犬の口の中はアルカリ性のため、人間の歯と違って歯石がつきやすいのである。
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(症状)
進行すると歯茎の退行や歯槽骨を溶かす
歯茎が腫れて出血がみられたり、口臭が強くなる。炎症が進むにつれ、歯を支えている歯茎が減っていくため(歯茎の退行)、歯がぐらぐらするように。そのために食べるのに時間がかかったり、食欲減退などが見られるようになる。
歯周病がひどくなると歯槽骨を溶かしてしまう場合も。
犬は人間のように「歯が痛い」とは自分で訴えられないだけに、飼い主が気づいた時には症状がかなり進行している場合が多いのである。
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(治療)
早めの治療が歯以外の病気の予防にもなる
歯周病の治療は、麻酔をして、歯と歯茎の間のポケットにたまっている歯垢や歯石を除去していく。炎症がある場合には抗生物質を与える。
歯周病は口の中だけの問題だからと軽くみていては大間違い。
歯周病によって口の中にある細菌を飲み込むことで、心臓や腎臓などにも影響してくるのだ。
通常なら飲み込んだ細菌は胃液が殺菌するが、抵抗力が弱っていたりなど調子が悪い時には殺菌しきれず、腸管から血管へと細菌が移っていき、やがて心臓や腎臓などで細菌感染を起こし、心内膜炎や腎臓膿などの疾患を発生する。
歯をきれいにすることが全身のケアにつながるというのを、くれぐれも忘れないようにしたい。
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(予防)
日頃から口の中をよくチェック
日頃から口の中のチェックを兼ねて歯磨きなど歯の手入れをしておくことが予防となる。
成犬になって、いきなり歯ブラシで磨こうとしても嫌がるだけ。
そのためにも子犬の頃から歯磨きに慣れさせておくことは大切だ。
歯ブラシが使えなくても、ガーゼを指に巻いて歯の表面を拭いたり、歯茎を軽くマッサージしてあげるだけでも十分。
口の中に指を入れられるのも嫌がるなら、頬の上から歯茎部分を軽くマッサージするだけでもいい。
食事もやわらかいものしか与えないという偏食には気をつけたい。
最近はデンタルケア商品もいろいろ出ているので、それらも上手に使っていこう。
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