「療法食について(2)」

療法食は高い?
「療法食」は、「病気に対応した特別な食事」だから、「高い」に違いない。

そういうイメージを持っている人は多いかもしれません。

確かに、ディスカウントショップの激安フードと比べれば高いフードになりますが、総合栄養食と比較するなら、1.2〜1.4倍くらいしか違いがありません。

体重4kgの猫では、2kgの療法食(ドライフード)の場合、1日の食事代は100円〜140円位になります。

市販の缶フードと同じくらいの金額で、食事療法はできるのです。
療法食を利用する時の注意点
1.獣医師の診察を受け、獣医師の指導のもとで食事を選びましょう。

2.続けるか止めるかの判断は、獣医師に相談してからにしましょう。

3.おやつを与えたいときには、与える前に獣医師に相談しましょう。

4.与える量は正確に量って与えましょう。

1.獣医師の診察を受け、獣医師の指導のもとで食事を選びましょう。

2.続けるか止めるかの判断は、獣医師に相談してからにしましょう。

療法食は、かかりつけの獣医師がペットを診断した上で選び、飼い主さんに使い方を指導する食事です。

療法食は、症状やコンディションに合わせて栄養素を増やしたり減らしたりしている食事なので、健康な犬や猫、違う病気の犬や猫にとっては、足りない栄養素や多すぎる栄養素が出てくることがあります。

「療法食には適応する病名が書いてあるから、病名がわかれば自分で選んでもだいじょうぶよね」と思っている飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、年齢、全身のコンディションによって、選択する食事が変わることもあります。

また、病気の進み具合に応じて療法食の見直しが必要な場合もあります。

療法食の選択、継続、変更は、獣医師と相談してからにしましょう。


3.おやつを与えたいときには、与える前に獣医師に相談しましょう。

せっかく食事を療法食に切り替えても、おやつや人の食べ物をあげてしまうと、調整された療法食のバランスが崩れて効果が発揮されなくなってしまいます。

基本的には、おやつや人の食べ物はあげないようにしましょう。

療法食の種類によっては、与えていいおやつや食材を選ぶこともできるので、与える前に獣医師に相談してください。


4.与える量は正確に量って与えましょう。

正しい給与量を守るのはとても大切です。

肥満の改善のために療法食を与えている場合はもちろん、他の療法食でも、適切な量の栄養素の摂取は重要です。

多すぎても少なすぎても良くありません。

「だいたい」「これくらい」ではなく、ちゃんとカップや重さで量って与えるようにしましょう。


療法食への切り替え方
「療法食は美味しくない」と思っていませんか?

でも、それは過去の話。

療法食メーカーも、良い味の追求には力を入れていて、おいしさは年々向上しています。

今は、多くの犬と猫が喜んで食べてくれるようになっています。

人は、自分のためになるとなれば多少のことは我慢して食べてくれますが、犬や猫ではそうはいきません。

どんなに良い療法食でも、食べてもらわないと効果は発揮されません。

いつもの食事と違う味には、なかなか口をつけてくれないことは珍しくありません。

もし、食べてくれないようなら、食事の切り替え方を変えてみると成功するかもしれません。

方法1.一気に替えてしまう

新しい食事に興味を示す犬や猫は少なくありません。

食べっぷりが良かったら、その勢いで一気に切り替えてしまうのもいい方法です。

おなかのデリケートな子は一気に切り替えると、一時的に便が軟らかくなるかもしれませんが、腸が慣れてくればだんだん元に戻ってきます。  

下痢にまでなってしまう子、なったことがある子は、ゆっくり切り替える方法が合っているでしょう。


方法2.徐々に増やしていく

今まであげていた食事に、少しずつ療法食を混ぜて、ゆっくり療法食の割合を増やしていく方法です。

1週間から10日くらいで完全に切り替えていくのが目安です。

ある割合を超えると食べが悪くなる子もいます。

そのような場合は、その割合を数日続けて、食べ方が良くなったら次に進むようにします。

この方法なら、おなかがデリケートな子も調子を崩すことなく移行できるでしょう。


方法3.温める

犬や猫がいちばん美味しいと感じるのは、38〜40度の食べ物だと言われています。

これは、獲物を仕留めたときの温度に近いことと、温めたことで臭いが強くなることが理由だと考えられています。

食欲を刺激するために、フードを少し温めてから与えるのも1つの方法です。


方法4.トッピングを使う

全ての療法食に使える方法ではありません。

療法食の目的を妨げない範囲で、トッピングを加えられる場合もあります。

トッピングが可能なのかどうか、トッピングの種類と量について、獣医師に相談してから始めるようにしてください。


療法食の保存法
ドライフードは開封したときから風味が落ちていきます。  

1ヶ月くらいで食べきる量を使うようにしましょう。  

また、1週間分ずつ別なタッパーに移して使う方法はお勧めです。  

開封の回数が少ないほど風味が保てるので、最後まで美味しく食べられます。

保存場所は、直接日光が当たらず、湿気が少なくて、涼しい場所にしましょう。  

ウェットフードは、開封するとドライフードのようには日持ちがしません。  

残った分は冷蔵庫で保存して、1〜2日以内に使い切ってください。  

缶フードの場合、残った分を缶のまま置いておくと金属臭が移って嫌がる子がいます。

できればタッパーやガラスや陶器に入れ替えて保存してください。


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