〜まずは病気にさせないことが大切〜
■「予防するにはどうしたらいいの?」
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猫をオシッコの病気にさせないためには、環境、トイレ、水、フード、検査という5つの点に注意が必要です。
これらを念頭に、今からオシッコの病気を予防しましょう!
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●[環境]ストレスのない環境づくりを |
体の免疫力を低下させるストレスは、オシッコの病気の引き金になるといわれています。
ストレスを抱えた猫はせまくて暗い場所にじっとしてオシッコを溜め込む傾向があるからです。
引っ越しなどの環暁の変化は猫にとって相当なストレス。
いつも以上の注意を。
また、膀胱炎の原因には冷えも挙げられます。
暖かくゆったりと休める場所を作ってあげましょう。 |
●[トイレ]清潔第一!いつもチェックを忘れずに |
トイレが汚い、トイレの場所が怖い、トイレが気に入らないなどの問題があると、猫はオシッコをがまんする傾向があります。
いつも清潔にして猫がオシッコしやすいトイレ環壊を整えてあげましょう。
トイレ掃除のときは、オシッコの量
や色、ニオイ、回数などをチェック。
オシッコの量は、固まる猫砂やペットシーツのしみの大きさを目安に。 |
●[水]なるべくたくさん水を飲ませる工夫を |
オシッコの病気は、水をたくさん飲ませてオシッコを薄くすることで防ぐことができます。
新鮮な水を用意し、水飲み場の周りを清潔にしておきましょう。
それでもあまり水を飲まない場合は、フードに工夫したり、水に凝ってみるのもおすすめ。
ただし、結石の原因となるミネラルを多く含んだミネラルウォーターは与えないでください。 |
●[フード]マグネシウムや塩分、脂肪分を控えて、バランスよく! |
予防のためには、マグネシウムや塩分、脂肪を控えた栄養バランスのいい食事がなにより大切。
猫の好物だからといって、にぼしやかつおぶしなどをたくさんあげていませんか?
これらはミネラルを多く含むのでオシッコの病気になりやすくなってしまいます。
また、ストルバイト結石を予防するフードが市販されていますが、これを飼い主さんの勝手な判断で猫に与えるのは禁物!
オシッコが酸性に傾きやすい猫にはかえって悪化の原因に。
必ず獣医師と相談しましょう。 |
●[検査]動物病院で定期的に尿と血液の検査を |
腎臓は一度その機能を失うと再生できない臓器。
いかに早く病気を見つけ、残りの機能を維持するかが慢性腎不全の治療の重要なポイントです。
6歳を過ぎたら年1回は血液検査を受けておきましょう。
また、次項の病気のサインが1つでも当てはまる場合はすぐに動物病院で検査をしましょう。 |
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