院長先生の相談室


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記事No 9707
タイトル Re: 慢性腎不全の件で質問です
投稿日 : 2017/12/14(Thu) 10:50:44
投稿者 高円寺アニマルクリニック
参照先
こんにちは。

国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)は、猫の慢性腎臓病のステージ分類をクレアチニンを指標にして行っています。
kankanさんの猫の場合、クレアチニンが2.0〜2.4ですから、
 ステージ2:軽度窒素血症、症状はなし 〜軽度
という判定になります。

慢性腎臓病の猫の場合、ステージ1でも腎臓の萎縮は見られることはあります。
慢性腎臓病の診断を支持する結果で、もし萎縮が全く見られなかったら慢性腎臓病という診断を見直すこともあるくらいです。

腎臓の血流の不良も、腎臓病が悪化して起こったというよりも、血流の不良があるから腎臓病が起こったと考える方が正しいように思います。
ラプロスは内臓の血流を改善する効果があり、腎臓の血量の改善にも有効に働くと考えられています。

何も策を講じなければ慢性腎臓病は進行していきます。
その進行をできるだけ遅らせ、腎臓病の症状の発現や悪化を防いでいくことが、腎臓病治療の目的です。
その時の猫の状態や腎臓の評価に合わせた治療をしっかり行っていけば、進行はかなり抑えられます。
定期的なチェックを行い、まめな状態把握が重要です。

わたしのところでは、慢性腎臓病と診断して治療を開始してから3年、4年とがんばっている猫が何頭もいます。慢性腎臓病の猫のほとんどが高齢猫なので、他の病気を併発して亡くなってしまうこともありますが、腎臓病だけならかなりいけます。
2012年に16才で甲状腺機能亢進症と慢性腎臓病で治療を開始して、今年で5年。
21才でがんばっている猫もいます。痩せては来ましたが、食欲もあります。

まだ14才、ステージ2なら悲観することはないと思います。
次の血液検査の時に、甲状腺の検査もしておくとさらに安心かと思います。

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