今回使用したアレルギー性皮膚炎抗掻痒剤は、昨年発売になった新しい薬です。
痒みの神経伝達を阻害して、痒みと炎症を抑え、
痒い → 舐める/掻く → 炎症の悪化 → 痒みの増強
という痒みサイクルの悪循環を止めて治療していきます。
この薬は速やかな効果が期待できます。
この子は
足先を舐め続けたためただれている
目の周りと口を痒がる
症状で来院されました。
治療後間もなく、痒みがなくなり、皮膚も徐々に落ち着いてきました。
1日2回投与から始め、3週後から1日1回に減量しました。
5週後から1日おきに投与し、9週後から1週間に2回投与まで減らしました。
12週後から休薬しましたが、5日後から痒みが出てきたので、
13週後から1週間に2回投与に戻しました。
皮膚の状態はよく、痒みも出ない状態を維持できています。
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